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洗濯場で猫が寝ている。
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出勤の電車の中で枡野浩一さんの初期の歌集『ますの。』を読み返していた。吊り革、や、通過電車、とか、電車関連の短歌が結構あることに気づく。あ、考えたら中澤系の「3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって」も永井祐の「あの青い電車にもしもぶつかればはね飛ばされたりするんだろうな」もそういう電車関連の歌だよな。身体にまで、「電車」や「駅」やその他が、食い込んでるってことなのかしら。
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まだ寝てる。同居人が「ぼっちゃん」と名づけた茶色の猫。
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「かばん」の柳本さんが、「花束」という言葉が出てくる川柳や短歌をまとめてブログを書いている。私の「花束」の歌も評されている。感謝。
http://yagimotomotomoto.blog.fc2.com/blog-entry-107.html
引かれているのは
●さめればいつも明るき街よ花束を背にくくりつけておくれ、誰か
という歌で、書かれて思ったがこれ以外にもいくつか私は花束の歌を書いている。
●花束を手渡すパントマイムだけおぼえていたく思うゆうぐれ
●車から花束不意にわたされて立ち尽くす夏の写真のように
●花束はシー・パール すべて捧げたる身にオオハクチョウの羽根のみ残り
うーん、男のくせにこれだけあるとなんか自分で気色悪いぞ。あと「薔薇」もいくつかあるし「ピアノ」もいくつかある。同じ言葉を使って悪いってことはないけれど、なんか芸がないって感じもするな。
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「ぼっちゃん」は本格的に寝ちゃった感じ。いまはお腹をこっちに向けて寝てる。
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「新潮」2014年1月号掲載の、森田真生さんの「計算と情緒」という岡潔や数学についての文章がとってもおもしろかった。脳には「数覚」というものがあるらしいが、それでは数を「3」までしか正確に把握出来ないらしい。そんな! 短歌も俳句も書けないじゃん! (そういう問題かよ)
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まだ寝てる。ずっと寝とけよ。な。
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