上記の画像はツイッターで石原ユキオさんにお見せしようとあげたもの。
俳句空間で新人賞を頂いて、載せてもらった20句である。今から考えるとこのころとても好きだったし、もっと世の中で広く読まれるようになると思っていた青木重治の長律作品のトリビュートというかオマージュというかになってる20句である。
ただ私自身がまだ俳句をやっていたころの青木に手紙を書いたりしたかというとそんなことはない。俳句や短歌はただでさえ労が多くて効の少ないジャンルだから直接的な反応に触れないとどれくらい読まれているかなど自分ではかりようがない。
どなたかが最近宮入聖について、どこかで別名でひっそりと俳句を作っているのかも知れない、と書いていたらしいが、ひょっとしたら青木もそんな風に俳句とどこかでつながっているのかもとは思う。そうなっていてほしいと思うわけではないけれど。
<これはCDロムです・これは>イケヤ・セキ彗星
という句について少しだけ自注めいたことを書いておきたい。
妹尾健太郎がなぜかこの句に少し興味を示してくれたことがある。山カッコの部分は、ゲームのCDロムなどを音楽CDプレーヤーでかけようとしたときに、注意をうながすアナウンスとして流れるものの一般的な言葉。CD自身が自分で自分のことをアナウンスするわけで、聞くと変な感じがしたがこういうトラックをわざわざ聞いてみることにひそやかな楽しみもあった。結句のイケヤ・セキ彗星は天文ファンには有名な発見譚を持つ彗星である。(私は別に天文ファンじゃないけれど)。ウエブのおかげでこういうものの説明もリンクひとつで出来るようになった。
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