2020年7月16日木曜日

PDF句稿「十王抄」

【PDF句稿のお知らせ】
愛妻のサキと京都の六道珍皇寺の「夏季ゑんま詣特別寺宝展」というのに行ってきました。十王図とかあったので昔書いた十王の句を探したらあったので、PDFにしてみました。グーグルドライブからで、リンクはこれね。
「十王抄」

六道珍皇寺は、京都市バスのバス停「清水道」から歩いて五分ほどの小さなお寺。こうした閻魔詣をやってないときは、ただの狭いお寺です。伝承としては小野篁が冥界と出入りしたと言われる井戸があったりとかですが、これも井戸そのものは普段は戸の隙間から覗けるだけで、私も近くからははじめて見ました。こういう行事の時だけ、本堂や庭に入れるみたいです。

句稿の四角形に組んだ四句は、一行目からぐるっと回転するように読んでいただければ読めるように組んであります。

本年の夏はとにかく祇園祭が例年のようには行われないし、病禍のための旅人の激減で、なんだかひっそりとしています。過去のほんとうのことというのは、詳しくは何もわからにわけですが、民家も道も今のようではなかったころの、見通しが良くて、人の生死がひどく不明瞭だったころの「京」のことを少し考えた一日でありました。ではまた。